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先住犬の性格や年齢を考えてあげよう!多頭飼いをする際の注意点

コラム

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犬をたくさん飼って、大家族みたいに仲良く暮らせたら楽しいだろうなぁ・・・、こんな風に考えたことってありませんか?最初の一頭目を飼いはじめたときは「一頭で十分!お世話で手一杯!多頭飼いなんて絶対無理!」と思っていた人でも、世話に慣れてくるともう一頭くらい飼いたいな、と考えるのはよくあることです。

ただ、知っておかなければならないのは、多頭飼いは単純に手間が2倍になるわけではありません。犬同士の相性を考えなければいけませんし、ときによってはケンカの仲裁などもすることになり、飼い主の負担が数倍以上に膨らむことも多々あります。多頭飼いをする際には、きっと大丈夫!のような根拠のない自信ではなく、しっかり準備を行い、先住犬にも飼い主にも大きな負担がかからないように環境を整える必要があります。

では、具体的にどういったことに配慮すればよいのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。

多頭飼いがうまくいかないとケンカやストレスに発展することも

わたしたち人間もいきなり知らない人と同居することになったら大きなストレスですよね?犬でも同じです。相性が合わなかったり、飼い主の配慮が足りないと愛犬に大きなストレスがかかってしまいます。最悪、ケンカをして大きなケガをしてしまうこともあります。

ですから、多頭飼いを始める前には、しっかり準備しておくことが必要です。

多頭飼いの注意点

では、具体的に多頭飼いをする際にどういったことに配慮すればいいのかを見ていきます。

先住犬の年齢

動物は一般的に年を重ねるほど新しい環境への適応性を失っていき、未知の環境に対してストレスを感じるようになります。老齢犬にとって余計なストレスは大きな負担です。そして、ストレスはさまざまな病気の発症リスクを上げることにもつながります。

先住犬が老齢だから多頭飼いは無理、というわけではありませんが、年齢も判断基準の一つとして考えておきましょう。

先住犬の健康状態

上述した年齢の話と少し被りますが、やはり健康状態がよくないときにさらにストレスを与えるような環境を作るのはおすすめできません。また、先住犬が伝染性の病気にかかっていた場合、後から迎えた子にも病気がうつってしまうことがあります。このような状況で新しい子を迎える場合はかかりつけの獣医さんとよく相談してから決定しましょう。

先住犬の性格

f:id:urj:20161219173503j:plain 当然、犬にも性格があります。活発な子やおとなしい子、中にはやや攻撃的な子もいるでしょう。おとなしい子同士の同居なら問題ないかもしれませんが、攻撃的な子同士だとケンカが絶えなくなるかもしれません。

とはいっても犬の性格を一発で見抜くなんて不可能ですから、多頭飼いを決定する前にしばらく同居させてみるといいでしょう。その期間でこれからも問題なくやっていけそうか、犬同士の相性を判断すれば人にとっても犬にとってもよい結果につながりやすいです。

性別による相性

一般的にメス犬よりオス犬のほうがケンカしやすい傾向があります。オス犬は順位づけの本能がメス犬よりも強いためです。

ですから、オス犬同士で多頭飼いをするよりもメス犬同士、またはオス犬とメス犬の組み合わせのほうが仲良くやっていける傾向が高まります。ただ、オス犬とメス犬で多頭飼いをする場合は発情などの問題もありますから、子犬を産ませる予定がない場合は去勢手術と避妊手術はしっかりやっておきましょう。

先住犬を優先する

後から迎えた子ばかりをかまっているとやっぱり先住犬はさみしく思うもので、大きなストレスの原因にもなってしまうでしょう。犬同士の順位づけにも影響してくるので、基本的には先住犬を優先してあげましょう。

ケンカとじゃれ合いを見分ける

じゃれ合いはお互いが仲良くなるための重要なステップですが、もしケンカに発展した場合などは止めてあげなければいけません。

じゃれ合いとケンカを見分けるのはなかなか難しいのですが、牙を出して威嚇のようなうなり声を出していたり、牙をむき出して相手に襲い掛かっていたりするのはほぼケンカです。大きなケガにつながることもあるので、見つけ次第止めてあげましょう。

おわりに

犬同士の関係が良好な多頭飼いはとても楽しいですが、そのためには十分な準備がかかせません。また、頭数が増えても最期までしっかり面倒を見きれるかどうかも重要な判断材料です。後から悩まなくてすむようにしっかり準備してから次の子を迎えましょう。

この記事を書いた人

明石照秋

獣医師免許を所持しています。普段はギターを弾いたり、ひたすら寝たりして過ごすインドア派です。せっかくのフリーランスなので趣味や行動範囲を広げたいと考えています。その経験をお仕事にも活かせられればなーって思ったりも。個人ブログ「獣医師ライター、明石のブログ」を運営中。実体験をもとにのんびり更新しています。

お仕事のご依頼はこちらまで→teruaki.piano@gmail.com

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