犬は寒さに強く暑さに弱いってホント?犬の体温調整に関する基礎知識

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2017-06-30

犬は寒さに強く暑さに弱いってホント?犬の体温調整に関する基礎知識

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犬は寒さに強いけれども、暑さには弱い、こんな話を聞いたことはありませんか?人と違って犬には分厚い被毛がありますから、これは当たり前のように思えますね。

ただ、犬が暑さに弱いのは確かですが、その主な理由は被毛があるからではありません。犬には汗腺がないため、気化熱を利用することができず、その結果上手く体温を下げることができないのです。

犬の体温調節の仕組みについて、もっと詳しく知っていきましょう。

犬と人間の体温調節の仕方は異なる

人間と犬、どちらも同じ哺乳類ですが、体温調節の仕方は大きく異なっています。人の場合、ほぼ全身に汗腺があるため、気化熱を利用して体温を下げることができます。

気化熱とは、水分が蒸発する際に周囲から奪う熱のことです。汗が蒸発するときに皮膚から熱を奪っていくため、人は汗をかくことで体温を下げることができます。

対して、犬には汗腺がほとんどありません。また、肉球には汗腺が分布していますが、それだけでは十分に気化熱を利用することができません。

そのため、犬は他の方法で体の熱を逃がそうとします。どんな方法なのかを以下で詳しくみていきましょう。

犬の体温調節の方法

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犬の体温調節の方法は主に2つだと考えられています。

パンティングによる体温調節

パンティングとは、舌を出してハッハッと細かく呼吸することです。犬でよく見られる行動の一つですね。パンティングは興奮時や嬉しいときにも行いますが、体温調節のために行うこともあります。

パンティングによる体温調節の仕組みは、人の汗腺による体温調節の理屈と同じです。

気化熱を利用しているのですね。口を開けて細かく呼吸することで、気道から口内にかけて空気が流れていきます。その際に舌や口内にある唾液が蒸発し、その結果体温が下がるという仕組みです。

犬を飼っている人ならよく知っていると思いますが、夏場になるとパンティングの頻度が増えますよね?これは興奮しているのではなく、体温調節の一環として行っているのです。

被毛は断熱材の役割がある

夏が近くなると犬の被毛は毛変わりを起こします。それでも十分な分厚さがあるので、わたしたちから見るととても暑そうにみえますよね。

しかし実は、被毛には熱を遮断する機能があり、被毛のおかげで犬はより涼しく感じられるのです。外気温と皮膚の間に空気のバリアがあると言えばイメージしやすいでしょうか。

もし被毛がなかったら、外気の熱が皮膚に直撃してしまい、あっという間に体温は上昇してしまいます。

夏場にはサマーカットと呼ばれる、普段より深く毛を刈り込むカットが流行ります。見た目的にはとても涼しげに見えますが、あまりに深いカットは逆に犬にとって苦痛になっている可能性があるのです。

ですから、サマーカットを行う場合には、適切な長さをトリマーの人と相談してから行うようにしましょうね。

犬種によって若干の差はある

犬は寒さに強く、暑さに弱いと冒頭でお話ししましたが、これは必ずしも一概にいえるわけではありません。犬種によってある程度の差があり、寒さに弱い子もいれば暑さにある程度の耐性がある子もいます。

たとえば、極寒の地シベリアで生まれたシベリアン・ハスキーは寒さにはめっぽう強いですが、暑さにはほとんど耐性がありません。逆に、日本で生まれた犬種はもともと暑い夏を過ごしてきたということもあり、暑さにはある程度慣れています。

また、日ごろの生活習慣も影響も無視できません。ずっとクーラーの効いた部屋でずっと過ごしていれば、暑さへの耐性はどんどん失われていくでしょう。

愛犬の状態を見て、暑がっているようならクーラーを使って室温を下げてあげるなど、暑い夏を快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。

おわりに

犬の体温調節法を知ることで、どうすれば効率的に涼しい環境を作れるのかがある程度わかるようになります。

暑い夏と言えば扇風機ですが、残念ながら犬は扇風機の恩恵をあまり得られません。扇風機もやはり気化熱を利用した冷却方法なので、汗腺がほとんどない犬は扇風機の風を浴びてもあまり涼しく感じないのです。

涼しい環境作りのためには、クーラーを使って室内全体を冷やしてあげる、氷まくらを準備してあげるをしてあげてくださいね。暑い時期は健康管理にとくに気を使ってあげて、猛暑を乗り切りましょう。

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