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生後1~3ヵ月は犬の性格に大きく影響する!社会化期にしておくべきこと

コラム

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どのような動物であれ、子供の頃はとくにかわいらしいものですよね。子犬がじゃれあう姿は見ているだけで癒される、という人も多いでしょう。

この時期はかわいいがために片時も離れず、飼育スペースの中でずっと観察していたいと思う人もいるかもしれませんが、犬の生後数か月は「社会化」のためのとても重要な時期です。とくに、生後1~3ヵ月あたりは犬の性格が決定する時期ともいわれ、飼い主は愛犬の正しい社会化のためにさまざまな工夫をしてあげる必要があります。

とはいっても、具体的になにをすればいいかはっきり答えられる人は少ないでしょう。そもそも社会化ってなに?という人もいるかもしれません。そこでこの記事では社会化についての説明から始めて、犬の社会化の時期になにをすればいいのかを詳しく解説していきます。

社会化とは?

社会化とは簡単に説明すると、自分以外のものに対する適応性のことです。犬同士で仲良くなったり、人になついたりと、社会に順応してうまく生活していく能力を身に付けることをいいます。人でも同じですね。ずっと閉じこもっているとコミュニケーション能力が育たず、いずれ社会から孤立してしまいます。

犬もいろいろなものに触れさせてやり、社会性を育ててあげる必要があるのです。

犬の社会化期

諸説ありますが、一般的に犬の社会性が最も育つのは生後1~3ヵ月頃だといわれています。もちろん、個体差は多少見られますが、おおよそこの時期であると考えてよいでしょう。

社会化期の子犬は好奇心旺盛

社会化期の子犬は知らないものに対して警戒心と好奇心が旺盛です。そのため、必要以上に人を怖がったり、吠えてしまったりと警戒行動をとってしまいます。ただ、この時期に多くの人と会うことで警戒心は緩和され、人は自分にとって友好的な存在であると考えるようになります。その結果、成犬になっても人なつっこい、また、人からも好かれやすい犬になるのです。好奇心に関しても、いろいろなものに触れることで心のバランスがとれ、徐々に落ち着いた大人らしい性格になっていきます。

また、他の犬に対しても同様です。生まれたての頃は親や兄弟とじゃれあっていても、余所の家の犬と触れ合うのは初めての場合がほとんどでしょう。最初のうちは知らない犬に対して緊張したり怖がったりするかもしれませんが、しばらくすると慣れていきます。

褒めるだけではダメ!たまには叱ることも必要

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かわいらしさゆえについつい褒めっぱなしになりがちですが、ときには叱ることも必要です。叱られることなく育った犬は自身の立場が飼い主より上であると勘違いし、問題行動を起こすようになります。犬は順位づけの中で生きる動物です。立場が上だと考えているものには従順ですが、逆に下のものには横暴な態度を示します。

子犬を叱るのはつらいものですが、将来のことを考えて叱るべきときにはしっかり叱りましょう。

社会化は子犬の様子を見ながら

このように、社会化の時期には飼い主がいろいろなきっかけを与えてあげる必要があります。多くのものに接することで子犬の精神は成長していくのです。

ただ、子犬に負担をかけない範囲で行うようにしてあげてくださいね。嫌がっているのにむりやり行うのは逆効果になりかねません。子犬は体力的にもまだまだ未熟ですから、目を離さず、しっかり様子を見ていてあげましょう。

ワクチン安定前の散歩には要注意

子犬に外の世界を体験させるのは散歩が最も有効です。ただ、生後1~3ヵ月頃の子犬の免疫力は外を散歩するには十分なものではありません。やみくもに他の犬と接触させると、成犬では問題ないような病原菌でも大きな病気になってしまうことがあります。とくに、ワクチンプログラムが完了するまでの期間は要注意です。

この時期に散歩をする場合は、地面には降ろさず飼い主がだっこしてあげる、キャリーに入れて散歩するなどの工夫をしてあげてください。

おわりに

社会化期に適切な刺激を与えられなかった子犬は成犬になっても無駄吠えをしてしまったり、噛み癖がついてしまうこともあります。ずっと良好な関係でいられるよう、子犬の時期にはとくに注意して接してあげましょうね。

この記事を書いた人

明石照秋

獣医師免許を所持しています。普段はギターを弾いたり、ひたすら寝たりして過ごすインドア派です。せっかくのフリーランスなので趣味や行動範囲を広げたいと考えています。その経験をお仕事にも活かせられればなーって思ったりも。個人ブログ「獣医師ライター、明石のブログ」を運営中。実体験をもとにのんびり更新しています。

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