日本は地震大国といわれ、いつ大きな地震が起きてもおかしくない環境にあります。いざという時の防災対策をしっかり行っている人も多いと思いますが、ペットたちの分までしっかり対策できているでしょうか?
大地震や大きな火災が起きた際には、あらゆる物資が不足します。自然災害に備えて、愛犬の防災対策も忘れずにしておきましょう。
このページでは、いざというときのためにどんなものを準備しておけばいいのかをご紹介していきます。
いざという時のために、愛犬の分まで防災対策をしておこう
日本では数年に一度のスパンで、大きな自然災害が起きています。そして、多くの場合において、生活必需品が足りなくなり、まともに生活することもままなりません。
人にとっての必需品ですら不足するのですから、ペット用の備品はさらに不足することが見込まれます。今までに大きな災害に巻き込まれたことがない人も、明日は我が身だと思ってしっかり対策をしておきましょう。
犬の防災対策8つ
最低でも、以下で紹介するアイテムは準備しておきたいところです。非常時に持ち出しやすいよう、一か所にまとめて置いておくとよいでしょう。
非常食・飲料水
飲料水は人との共用で構いませんが、非常食は犬用のものを絶対に準備しておきましょう。災害時にはペットフードは確実に不足すると考えて準備したほうが安心です。
鑑札・迷子札
大きな地震が起きると、人と同じように犬もパニック状態になる可能性があります。
その際、飼い主の命令を聞かずに脱走し、そのまま行方不明になってしまうかもしれません。しかし、鑑札や迷子札を首輪につけておけば、再会できる確率が大きく上がります。
札には愛犬、飼い主の名前や、住所などをしっかり記載しておきましょう。
マイクロチップ
これは鑑札や迷子札の代わりになります。
マイクロチップを埋め込むには動物病院で処置してもらう必要があり、費用もある程度かかるのが難点ですが、非常時にはとても便利なので一度検討してみるとよいでしょう。
救急セット
災害の瞬間はもちろん、移動中や避難所での生活中にも思わぬケガをしてしまうかもしれません。そんなときのために救急道具は一式準備しておきましょう。
消毒薬や包帯、止血用のタオルなどがあれば安心です。また、持病持ちの子がいる場合は、予備の薬も処方してもらっておきましょう。
衛生用品
トイレシーツは必ず準備しておきましょう。
避難所では狭い空間の中でたくさんの人が共同生活することになります。そのため、衛生面にはとくに気を使わなければなりません。
念のためにペット用のおむつを用意しておくと、さらに安心ですね。
ハウスの場所に気をつける
家の中にペット用のハウスを置いている場合、置き場所にも注意してあげましょう。大きな棚が近くにあると、災害時にその棚が倒れてきて大きなケガにつながってしまうこともあります。
予防接種
狂犬病の予防接種は必ず済ませておきましょう。予防接種が終わっていないと、自治体の判断で一時的に愛犬が拘留されてしまう恐れがあります。
また、他の動物と触れ合う機会も自然と増え、病気をもらうリスクも一段と上がるので、基本的なワクチンについてはしっかり接種しておきたいところです。
普段から地域の人の交流する
いざというとき、やはり頼りになるのは身近な人です。普段から地域の人としっかり交流しておきましょう。
愛犬の名前や顔を覚えてもらっておけば、万が一迷子になった場合でも無事見つかる可能性が高くなりますよ。
愛犬の命を守るのは飼い主の責任
自然災害の前では、ペットたちは無力といっても過言ではありません。
そんなときに力を発揮するのが人の知恵です。自分たちの分はもちろん、愛犬の分までしっかり防災対策をしておき、安全を確保できるように準備しておきましょう。
愛犬の健康、そして命を守るのは飼い主の責任の一つです。
おわりに
防災対策をまったくしていないのと、ある程度でもしておくのには天と地ほどの差があります。非常食の備えや鑑札、迷子札の準備くらいならほとんど手間はかかりませんから、少し時間があるときにでもまとめてやってしまうとよいでしょう。
もちろん、自分たちの分も忘れずに準備してくださいね。